絶対に知っておくべき潰瘍性大腸炎の基本情報解説

公開日:2024年4月10日

絶対に知っておくべき潰瘍性大腸炎の基本情報解説

多くの人が名前を聞いたことはあるものの、具体的な症状や治療法まで理解していない「潰瘍性大腸炎」。
この記事では、原因から診断方法、治療法に至るまでの基本情報を分かりやすく解説します。
潰瘍性大腸炎の知識を身につけ、健康管理への一歩を踏み出しましょう。

1. 潰瘍性大腸炎はどうして起こる?その原因や治療法とは

潰瘍性大腸炎は、腸管の粘膜に炎症や潰瘍が発生することで知られる慢性の病気です。
でも、どうしてこのような病気が起こるのでしょうか?

原因についてはまだ完全にはわかっていませんが、遺伝的要素、環境要素、免疫の異常が関連しているとされています。
ストレスや食生活も発症に影響を与えると考えられていて、治療法にはこれらの原因への対応も含まれます。
治療は病状や症状の重さに応じて、薬物療法や、場合によっては手術を選択することもあります。
実際の治療では、できるだけ症状のコントロールと再発の予防を目指します。

1.1. 潰瘍性大腸炎の原因

現代医学では潰瘍性大腸炎の原因について、いくつかの説が提案されていますが、結論としては複数の因子が絡み合って発症するとされております。
これらの因子には、遺伝的背景、免疫システムの誤作動、腸内細菌のバランスの崩れ、環境因子等があるのです。

例えば、家族に潰瘍性大腸炎の人がいる場合、遺伝による影響を無視できませんし、不規則な食生活西洋化された食習慣が腸内環境を悪化させることも指摘されています。

また、感染症後や大きなストレスを受けた後に症状が始まることもしばしば報告されており、これらの事実からも多角的なアプローチが病気の理解には不可欠だと言えます。

1.2. 血液検査でわかること

潰瘍性大腸炎の診断を進める上で、血液検査は非常に重要な役割を担います。
患者さんの炎症の程度を把握するためには、CRP(C反応性タンパク)や赤沈(赤血球沈降速度)といった炎症マーカーが参考になります。

また、白血球数の増加やヘモグロビンの減少は、炎症だけではなく、潜在的な出血の有無も示唆する情報です。血液検査でこれらの異常が確認された場合は、潰瘍性大腸炎の可能性が高まり、さらに詳細な検査へと進むきっかけになります。

1.3. 内視鏡検査と潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎の診断には内視鏡検査が不可欠であり、これにより直接的に腸内の状態を観察することができます。
内視鏡検査を行うことで、腸の粘膜に赤みや潰瘍があるかどうか、出血の兆候はないかなど、具体的な病変を確認できるのです。

潰瘍性大腸炎では、通常、直腸から隣接する大腸にかけて連続的な病変が見られるのが特徴です。
また、生検を行い、得られた組織サンプルを、病理診断に利用することで、より正確な診断につながります。

2. 潰瘍性大腸炎とはどんな病気?

潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜が慢性的に炎症を起こし、潰瘍を形成する病気です。
この病気は、消化器系疾患の中でも特に持続性があり、経過を見守る必要があるのです。
患者さんの中には生活の質(QOL)を大きく下げることもあり、日常生活に配慮が必要です。

慢性的な病気であるため完治は難しいですが、適切な治療と管理によって症状を軽減させ、活動的な生活を送ることが目指されています。

2.1. 潰瘍性大腸炎の症状

潰瘍性大腸炎の症状は、その名の通り大腸における慢性的な炎症がメインであり、血便や粘液を含んだ下痢が典型的です。
また、お腹の痛みや痙攣、不快感が生じることがあります。一部の患者さんでは、これらの消化器系の症状だけでなく、関節痛や皮膚の炎症、眼の症状など身体全体に影響が出ることもあるのです。
これらは「全身性の症状」とも呼ばれ、潰瘍性大腸炎の診断や治療方針を練る上で重要なポイントになります。

2.2. 潰瘍性大腸炎の原因

潰瘍性大腸炎の原因は、まだ完全には解明されていませんが、いくつかの要素が複合的に絡んでいると考えられています。
まず遺伝的要素が挙げられ、家族歴がある方は発症リスクが高くなります。
次に、免疫反応の異常によって自己の大腸粘膜に対して攻撃が起こる自己免疫疾患の側面も指摘されます。加えて、環境因子や食生活、ストレスなどの生活習慣も影響すると言われていますが、詳しい仕組みは研究が進められているところです。

2.3. 潰瘍性大腸炎の診断方法

潰瘍性大腸炎を診断するには、いくつかの手段があります。
その中でも基本となるのは病歴の聴取と身体の診察です。
患者さんの訴える症状や身体の所見から潰瘍性大腸炎を疑い、さらなる検査へと進むのです。

血液検査によって炎症指標の確認を行い、内視鏡検査によって大腸の詳細な状態を視覚的に確認します。
これらによって、大腸のどの部分に炎症や潰瘍が存在するのか、病状はどの程度進行しているのかを把握することができるのです。

必要に応じて組織を採取して病理検査を行うことで、診断を確定していきます。

3. 潰瘍性大腸炎の一般的な治療法について

潰瘍性大腸炎の治療法はさまざまですが、患者さんの症状や大腸の状態をしっかりと把握したうえで、個々の患者さんに最適な治療計画を策定することが必要とされます。

治療の主な目的は、症状の緩和と活動期の対応、そして再発の予防であり、治療方法には医薬品療法、生物学的製剤による療法、場合によっては手術療法などがあります。

医薬品療法には、抗炎症薬や免疫調整薬が使用されることが多く、症状の程度や体質を考慮しながら適切な薬剤が選ばれます。
重症化した場合や薬の効果が不十分な場合には、生物学的製剤が選択されることもあります。
一部の患者さんでは、薬物療法だけでは症状が改善しないため、大腸を一部または全て切除する手術が必要となる場合もあります。

3.1. 典型的な潰瘍性大腸炎の症状

潰瘍性大腸炎における典型的な症状には、下痢、腹痛、便における血の混在が挙げられます。
これらの症状は慢性的に続くことが多く、患者さんの日常生活に大きな影響を与えてしまいがちです。

下痢は潰瘍性大腸炎の特徴的な症状であり、頻度や量にも個人差があるため、その点を診断や治療に活かすことが大切です。
また、腹痛の程度や頻度は症状が大きく個人差があり、場合によっては食欲不振や体重減少にもつながることがあります。

便における血の混在は、炎症によって大腸の粘膜が損傷し、出血を起こしている状態を示しています。
このような症状が見られた場合、早期に専門の医師の診断を受けることが推奨されます。
潰瘍性大腸炎を管理するためには、これらの症状に対して的確かつ迅速な治療が求められます。

4. 潰瘍性大腸炎の診断方法を知る

慢性の炎症性腸疾患の一つである潰瘍性大腸炎。
この病気は日本だけでも多くの人が悩まされている病気です。

診断が早ければ早いほど治療がスムーズになるため、その方法について正しく理解を深めることは重要です。
患者さんがそれぞれ違う症状を示すため、医師は複数の角度からアプローチをして診断を下します。

具体的な診断方法としては血液検査、内視鏡検査、画像診断がありますが、それぞれに特徴があり、どんな情報が得られるのかが重要なポイントとなります。

4.1. 血液検査でわかること

血液検査は潰瘍性大腸炎を診断する際の最初のステップとして非常に重要です。
これにより、炎症の兆候を示すC反応性タンパク(CRP)や赤血球沈降速度(ESR)、白血球数などの指標がチェックされます。

これらの数値が高いことは、体内で何らかの炎症が起こっている可能性を示唆しています。
また、栄養状態の把握のために、ヘモグロビンやアルブミンなどの検査も行われることがあります。
これらのデータから、潰瘍性大腸炎が疑われる場合には、さらに詳しい検査へと進むことになるのです。

4.2. 内視鏡検査と潰瘍性大腸炎

内視鏡検査は潰瘍性大腸炎の診断において極めて有効な手段です。
大腸の内部を直接観察することができるため、炎症の範囲や程度、潰瘍の有無などを詳細に把握することが可能です。

この検査を通じて、正確な炎症の位置を知ることができ、それが疾患の重症度を判断する上で重要な情報となります。また、必要であれば生検を行い、微細な組織の変化を調べることで、他の腸疾患との鑑別診断にも役立ちます。

4.3. 画像診断の役割と限界

画像診断は、潰瘍性大腸炎の診断において補足的な手段として使用されます。
CTやMRIなどを用いて、腸壁の厚さや腫れ、さらには周りの組織に影響が出ていないかなどを観察することができます。特に疑わしい場合や、他の検査では確定診断が難しい場合に役立ちます。

しかしながら、画像診断だけで潰瘍性大腸炎を完全に診断することは難しく、他の検査結果と組み合わせることで初めて総合的な判断が可能になります。

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私も潰瘍性大腸炎の患者です

私は大学2年の時に潰瘍性大腸を発病しました。
痔だと思っていたのが便器に血が滴る程になり、
渋々行った肛門科ですぐに紹介状を書かれ
京都第一日赤に向かいました。
まだ古く薄暗かった病院のトイレで検査の後、
不安で泣いたのを覚えています。
最初はペンタサが良く効きましたが、すぐに再燃。
その後は注腸ステロイド(ステロネマ)を繰り返し
長期に渡り使いました。
ストロイドによる大腿骨骨頭壊死で
3ヶ月寝たきり生活を30歳そこそこで経験しても尚、
病気は再燃ばかりの低空飛行・いつもいつもトイレが生活の中心
薬の副作用で、膣カンジダ・胆石・帯状疱疹・大腿骨骨頭壊死…
次々に病気になりました。
薬で胃が荒れ、30代後半からは
定期的に救急外来にお世話になる始末でした。
 
「薬で症状を抑える治療には限界がある」と薄々感じていましたが、
潰瘍性大腸炎歴が20年を超え、
薬を服用する度に感じる胃の痛みに
大腸癌・胃潰瘍の悪性化などのキーワードが頭をよぎり、
いよいよ焦りを感じるようになりました。 食べ物や食べ方を変え、
生活を変え、
鍼灸で体と心(自律神経)の養生をすると
体はゆっくり応えてくれました。 バナナの様なお通じが朝ご飯を食べたらツルンとある。
トイレットペーパーに便すら付かない。

…それが、どんなに嬉しく安堵し、1日をウキウキで過ごすことができることか。
残便感や便意を感じない生活がこんなに私をポジティブにするんだ!
と嬉しくなります。
この気持ち、UCで苦しむ方には分かっていただけると思います。 現在の私はというと、
調子に乗りすぎるとお腹がグルっとなり、
やっぱり私、UCね 笑
となる時もありますが… 血便がない・下痢じゃない・バナナうんちが出る・トイレに生活を支配されない

自分の体・生活のイニシアチブを自分が握れていることの絶対的な安心感ができました。


東洋医学は、薬のように一足飛びで症状が改善することはありません。
体を穏やかに【中庸(ちゅうよう)】に戻すことから始まるからです。
ピタリとハマると生活はとても楽になります。 中庸とは過不足なく偏らない状態のこと。
東洋医学では最も大切なことです。
東洋医学では病気は中庸の状態を保てないことから生まれる
と考えます。
・便の回数・出血を聞く5分程度の病院でのやりとりと薬局での薬の受け取りだけを
何年も続けておられる方
・薬を服用するのに全然スッキリされていない方
・ステロイド減薬ができない方
体と自律神経を【中庸】に導く
まずはそこから、鍼助で一緒に初めてみませんか? 潰瘍性大腸炎である私だからできる、潰瘍性大腸炎に特化した鍼灸治療で
あなたに明るい未来をご提供します。

当院の特徴

1.子どもと大人のための鍼灸院

子どもと大人のための鍼灸院
病院に行くほどではないけれどほっておけない不調や痛みを東洋医学の鍼灸を用いて改善させるご家庭のかかりつけ鍼灸院です。

2.完全予約制

完全予約制
患者お1人ずつお話を伺い丁寧に治療しています。お時間より早い来院は前の方の大切なお時間ですのでお控え下さい。

3.安心の完全個室

安心の完全個室
清潔な完全個室の空間です。女性も安心して施術をお受けいただけます。

4.カスタムメイドの治療

カスタムメイドの治療
お一人お一人のお体に合わせたカスタムメイドの治療を行います。鍼とお灸は症状に応じて必要な量を惜しみなく使います。

5.潰瘍性大腸炎の鍼灸治療

潰瘍性大腸炎の鍼灸治療
高麗手指鍼を用いたIBD鍼灸治療をおこなっております。専任のTC(トリートメントコーディネーター)が食事とセルフケアのサポートをします。

6.お受験鍼灸

お受験鍼灸
受験期の子どもたちのストレスによる不調を改善させ、元気に受験日を迎えるサポートをします。

7.薄毛育毛の鍼治療

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男性だけでなく、女性の薄毛にも効果が高い育毛治療です。治療期間は3~6ヶ月。薬の服用不要で効果を出します。

8. 97.3%の方が効果を実感

薄毛育毛の鍼治療
ご家族皆様で通われる方や、心身を癒しに来られる方からご支持をいただいております。

お客様の声

来院される前はどのような症状でお悩みでしたか?

中学で発病し、ひどいときは激しい腹痛で立っていられない、腰痛、血便、食事が摂れない等、日常生活が送れず、ほぼ寝たきりの状態で入退院を繰り返していました。 ステロイドの離脱にも失敗していたので薬に名寄らず体調を管理する方法を探していました。

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その問題を解決するためにどのような治療をされてきましたか?

・ステロイド治療 ・顆粒球除去療法 ・漢方 ・薬物治療(ペンタサ、朝コール、リアルダ…) ・バイオ製剤 ・整体

当院で治療を受けて現在の調子はどうですか?

入院中に鍼助さんにたどり着き退院後すぐに通い始めました。ステロイドの減薬中に調子が悪くなりそうなときもありましたが、治療とホームケアで持ち直しました。40mgから始まったステロイドは治療のお陰で0mgにできました。ステロイドがなくなってから1ヶ月程経った今も多少の体調の波はありますが、安定しています。

当院は他院とどう違いますか?

他院に伺った事がないので分かりませんが…潰瘍性大腸炎だけでなくその日の体調に合わせて最善の治療を行って頂けます。 また先生がとても気さくな方で治療中のおしゃべりがとても楽しいです。 鍼治療にホームケア(セルフケア)をする点で特に治療効果が高いと感じました。

どのような方に当院はお勧めですか?

薬物治療で行き詰まりを感じている方、自分で病気をコントロールする術を見つけたい方にお勧めです。

来院される前はどのような症状でお悩みでしたか?

潰瘍性大腸炎により1年間再熱と寛解を繰り返していた。来院直前は症状が一番酷く、仕事だけでなく日常生活さえも普通に送ることができなかったた。

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その問題を解決するためにどのような治療をされてきましたか?

通院先で処方されるペンタサ顆粒、リアルダ、ペンサタ坐剤を毎日服用していた。

当院で治療を受けて現在の調子はどうですか?

当初は腹痛により夜も全く眠れず1日に数十回トイレに駆け込んでいたが、現在は腹痛もなく、1日1回健康的な便が出るようになった。腸が元気になったことで気持ちも明るくなった。

当院は他院とどう違いますか?

いつも話をしっかり聞いてくださり、個々に合わせた施術をしてくれます。治療のために通っていますが、何でも話せるお姉ちゃんのような井上先生に会いに行くのが楽しみになっています!!

どのような方に当院はお勧めですか?

潰瘍性大腸炎で薬が効かず、どうしたらいいのか悩んでいる方に是非お勧めしたいです!

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店舗名 大人と子どもの鍼灸院 鍼助
住所 〒464-0802
愛知県名古屋市千種区星が丘元町14−71 2F
電話番号 090-2921-6034
定休日 火・土・祝日 
※土曜日は育毛専門の日です
営業時間 9:00~20:00
井上裕子
執筆者:井上裕子|Yuko Inoue

経歴
鍼灸師・国家資格取得
研修生として母校併設の鍼灸院で研鑽を重ねる
女性専門の鍼灸院「鍼助」開院
地域に密着したお灸教室を開催
Instagramで潰瘍性大腸炎に関する情報を発信しています