潰瘍性大腸炎はなぜ起こる?主要な原因と予防策まとめ

公開日:2024年4月22日

潰瘍性大腸炎はなぜ起こる?主要な原因と予防策まとめ

消化器官の深刻な疾患「潰瘍性大腸炎」
その原因や兆候を正しく理解し、適切な予防策を取り入れることで、発症リスクを軽減できるかもしれません。
主要な原因と、日々の生活で簡単に始められる予防のヒントをまとめました。

1. 潰瘍性大腸炎とは?

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎とは、大腸の内側の粘膜に炎症が生じ、潰瘍を形成することが特徴の慢性疾患です。
具体的には、大腸の粘膜が赤く腫れたり、出血を伴ったりする病状を指しますが、長期にわたる特徴があるのです。

症状としては、下痢や血便など多様で、個人差も大きいため、一定のパターンで現れるわけではありません。
患者さんによっては、痛みや体重減少、貧血などを伴うこともあるでしょう。

潰瘍性大腸炎の原因は完全には解明されておらず、遺伝的要因や生活習慣、環境因子など複数の要素が絡み合うことが推測されています。
しかしながら、症状を管理し日常生活の質を保つための治療法や食事療法が確立されており、専門医の指導のもとで適切なケアをすることが非常に重要です。

1.1. 症状を正しく理解する

潰瘍性大腸炎の症状には、主に下痢、血便、腹痛が挙げられます。
これに加えて、発熱や倦怠感のような全身の症状を感じる場合もあります。

また、慢性的な炎症による影響で、関節痛や皮膚に赤い発疹が現れるなど、消化器系以外の部位にも影響が出ることがあります。

これらの症状は、軽度から重度まで幅広く、ときには症状が治まる寛解期と悪化する活動期を繰り返すことがあります。

病気の進行につれて症状が慢性化するため、早期発見・早期治療が重要とされています。
炎症が長期にわたり粘膜に損傷を与え続けると、大腸がんを発症するリスクも高まるため、定期的な内視鏡検査で病状のモニタリングを行うことが推奨されています。

1.2. 発症のメカニズム

潰瘍性大腸炎の発症メカニズムは多角的な要素が絡み合う複雑なものとされ、完全な解明には至っていません。現在の研究では、遺伝的素地と環境因子、そして自己免疫の関与が指摘されています。

免疫系が異常に反応して自身の大腸粘膜を攻撃し、炎症を引き起こすことから、オートイムーン疾患の一種と考えられています。また、腸内細菌のバランスが崩れることで、大腸粘膜に炎症が起き、それが潰瘍を作るとも考えられています。

患者さんの生活習慣、特に食生活やストレスレベルも大きく関わっているとした研究結果があり、不規則な食事や過度なストレスが症状を悪化させることもあります。近年では、これらの生活習慣を改善することで、発症の予防や症状の軽減を図る取り組みが注目されているのです。

1.3. かかりやすい人の特徴ってあるの?

潰瘍性大腸炎には特にかかりやすい人の特徴が存在し、その中には年齢、性別、家族歴、生活習慣などが関与していることが分かっています。

一般的に、若年層から中年層にかけての発症が多いとされ、10代後半から30代にかけての発症が目立ちます。また、男女差は少ないものの、家族内に同じ疾患の方がいる場合は、遺伝的要因が影響している可能性が指摘されています。

生活習慣の中では、タバコを吸う習慣のある人は発症リスクが低い傾向にある一方で、非喫煙者でもストレスや食事などの環境要因が関係しているとされます。しかし、これらはあくまで統計上の傾向であり、個々の発症には様々な要因が絡み合っているため、一概には言えないでしょうか。

2. 潰瘍性大腸炎の原因

暴飲暴食をする男性
潰瘍性大腸炎は腸の内壁に慢性的な炎症が起きる病気であり、具体的な原因はまだ明らかではありませんが、遺伝的要因や生活習慣、ストレス、腸内環境の変化などが関連しています。

ここでは、その中でも主要な原因とされる要素についてご紹介していきます。正しい知識を持つことで、予防への理解を深める一助になるでしょう。

2.1. 遺伝的要因の影響

潰瘍性大腸炎には遺伝的要因が大きく影響していると考えられています。
特定の遺伝子型を持つ人が発症しやすいという報告があり、家族歴がある患者では発症のリスクが高まることがわかっています。

しかし、遺伝だけが原因ではなく、それを引き金にするさまざまな外部要因も関係しているのです。
医学研究においても、遺伝子と環境因子がどのように相互作用するのか、日々解明されつつある分野です。遺伝と聞くとどうにもならないと感じるかもしれませんが、発症を防ぐ、あるいは症状を管理するための方法はいくつも存在します。

2.2. 不規則な食生活が及ぼす影響

現代社会における忙しさは、不規則な食生活をもたらすことがあります。
ヘルシーな食習慣が強調される一方で、ファストフードや加工食品の摂取が増え、このような食生活が潰瘍性大腸炎のリスクを高めると言われています。

食品添加物や保存料が腸内環境に与える影響も指摘されており、バランスの取れた食事の重要性が認識されています。

また、食物繊維の不足や過剰な糖質摂取も腸の健康を損ねる可能性があるため、日々の食事選びがプリベンティブヘルスケアのカギを握っているのです。

2.3. 腸内環境と炎症

人の腸内には多種多様な菌が存在し、そのバランスが健康を維持するうえで極めて重要です。
研究によると、潰瘍性大腸炎の患者は腸内の細菌叢に特定の変化が見られることがしばしば報告されています。

健康な腸内環境を損ねることが、炎症の誘発につながりやすく、結果として病気の発症や進行に影響を与えることがあるのです。

善玉菌を増やす食事や、プロバイオティクスの摂取も腸の状態を改善する方法として注目されています。
腸内環境を整えることは、慢性的な炎症を軽減し、潰瘍性大腸炎の管理にも寄与します。

3. 食事療法による症状管理

消化のいい食材
潰瘍性大腸炎を抱える多くの患者にとって、日々の食事が症状に大きな影響を与えることは明らかです。
食事療法を通じて、慢性的に発生する炎症反応を抑え、病気の管理を行うことができます。

特に、食物の種類や摂取量の調節は、病気のコントロールにおいて欠かせません。
消化器官への負担を減らし、栄養素の吸収を助けることで、症状の軽減を実現することが期待されています。
続いては、具体的な食事内容について詳しく解説します。

3.1. 推奨される食事内容

潰瘍性大腸炎の症状管理における食事療法では、まず消化しやすく、栄養バランスの取れた食事を心がけることが重要です。

症状が活動期にある場合は、消化に負担のかからない、柔らかい食品や液状の食品が推奨されることが多いです。また、水分補給を積極的に行うことで、腸内の環境を整える助けとなります。

栄養面では、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどをバランス良く摂取するように心がけてください。
しかし、潰瘍性大腸炎の患者にとっては、すべての栄養素を問題なく摂取できるわけではありませんので、栄養士や医師と相談しながら個々に適した食事計画を立てることが大切です。

さらに、繊維質が多い野菜や果物は、優れた食物繊維源である一方で過剰な摂取は消化器官に負担をかける可能性があります。したがって、摂取量には注意し、適切な段階で少量から試すことが推奨されます。

3.2. 避けるべき食品

潰瘍性大腸炎において症状を悪化させる食品を避けることは、食事療法の成功において非常に重要です。
具体的には、刺激物や油脂の多い食品、カフェインやアルコールを含む飲料は、炎症を促進させる可能性があるため、摂取は控えめにすべきです。

さらに、食物アレルギーや不耐症がある場合には、それに対する食品も避ける必要があります。
加工食品やファストフードなど、添加物が多く含まれている食品も、腸内環境に良くない影響を与えるため、制限することが望ましいでしょう。

患者さんによって反応する食品は異なるため、食事と症状の記録をつけながら、自分に合った食品を見極めることが重要です。

3.3. 管理された食生活の効果

適切に管理された食生活を続けることで、潰瘍性大腸炎の患者は症状の軽減を体験できることが期待されます。

食事療法によって炎症が和らぎ、腸内での栄養吸収が促進される結果、全体的な体調改善へと繋がります。
さらに、継続的な症状管理が日常生活の質の向上をもたらし、精神的な安定にも寄与します。食生活の改善は、潰瘍性大腸炎を始めとする様々な消化器疾患に有益な効果が認められています。

しかしながら、食生活だけに頼るのではなく、適切な医療的なサポートを受けながら、総合的な症状管理を行うことが重要でしょう。

4. ストレスと潰瘍性大腸炎

リラックスする女性
潰瘍性大腸炎とストレスの関係は、非常に密接なものがあります。
現代社会では、多くの人が日常的にストレスを感じており、その影響は健康にも現れてきています。

様々な病気の発症や悪化にストレスが関わっていることが指摘されており、特に潰瘍性大腸炎においては、ストレスが症状を引き起こしたり、既存の症状を悪化させたりすることが報告されているのです。

4.1. ストレスの発症に対する影響

ストレスは、心身両面に多くの影響を及ぼします。
特に潰瘍性大腸炎の患者さんの中には、ストレスを直接の発症のきっかけとして捉える方も少なくありません。

ストレスが慢性的になると、免疫システムにも変化が生じ、炎症を起こしやすくなると考えられています。
また、ストレスホルモンの一つであるコルチゾールの分泌が過剰になることで、腸のバリア機能が低下し、腸内環境のバランスが崩れる可能性も指摘されています。

これらが複雑に絡み合い、潰瘍性大腸炎を発症する原因の一つになりうるのです。

4.2. ストレス管理の重要性

潰瘍性大腸炎の治療において、ストレス管理は非常に重要です。
ストレスは避けられないものかもしれませんが、それを効果的にコントロールすることで症状の悪化を防ぎ、治療の効果を高めることができるのです。

ストレスを感じたときの対処法を身につけること、定期的なリラクゼーションや睡眠を重視し、生活習慣の見直しを行うことが推奨されます。

また、仕事やプライベートの環境を整え、ストレスの源を取り除く努力も必要です。

4.3. リラクゼーションテクニックの紹介

ストレス管理の一環として、リラクゼーションテクニックを身に付けることは大変効果的です。
たとえば、深呼吸は最もシンプルでありながら非常に効果的な方法です。深呼吸を意識的に行うことで、リラックスした状態を作り出し、心身の緊張を和らげます。

また、瞑想やヨガ、プログレッシブ筋リラクゼーションなど、様々なリラクゼーションテクニックが存在します。自分に合った方法を見つけ、日常的に行うことで心身のバランスを保ち、ストレスの軽減に繋げていくことが大切です。

5. 運動と潰瘍性大腸炎

ウォーキングをする女性
潰瘍性大腸炎を持つ人々にとって、運動はその症状管理や予防において重要な役割を果たすことが指摘されています。しかし、それが疾患にどのように作用するのか、具体的な運動方法や強度については、未だ確たるガイドラインは確立されていません。

適切な運動習慣が、潰瘍性大腸炎の症状緩和や冷静期の維持、生活の質の向上に寄与する可能性があります。
このセクションでは、運動が潰瘍性大腸炎に及ぼす影響について、具体的に掘り下げてご紹介します。

5.1. 適度な運動の効果

慢性的な炎症を持つ潰瘍性大腸炎の患者にとって、適度な運動はいくつかの重要な利点をもたらすことが認められています。

適度な運動は血流を改善し、消化器系の機能を促進することにより腸内環境に良い影響を与えるでしょう。
さらに、運動によって分泌されるエンドルフィンは、気分を高め、痛みを軽減させ、感じにくくする可能性があります。

また、筋肉を鍛えることで全体的な体力が向上し、潰瘍性大腸炎による倦怠感や疲労感を軽減する効果が期待できるでしょう。しかし、運動強度や頻度は個々の体調や疾患の活動度に合わせて調整する必要があるのです。

5.2. 運動によるストレス軽減

潰瘍性大腸炎の患者は、症状の不安定さや予測不可能性からストレスを感じやすいです。
ストレスは炎症を悪化させる要因となり得るため、その管理は潰瘍性大腸炎の治療において極めて重要です。

運動によりストレスホルモンの一つであるコルチゾールのレベルを下げ、心理的な余裕を生み出す効果があるとされています。定期的な運動を続けることで、不安感の低減や睡眠の質の向上などの効果が報告されており、結果として総合的なストレス軽減が可能になります。
運動はまた、社交活動や趣味として楽しむこともでき、心身両面へのポジティブな刺激を提供するのです。

5.3. 発症予防における運動の役割

潰瘍性大腸炎の発症予防に対する運動の効果は明確にされていませんが、一般的な健康維持や他の病気予防と同様に、積極的な体を動かす習慣が潰瘍性大腸炎のリスクを下げることに寄与する可能性が示唆されています。

規則的な運動は免疫システムのバランスを整えるとともに、繰り返す炎症反応を抑制する効果が期待されます。生活習慣の一環として運動を取り入れることで、病気の予防や健康促進に繋がると考えられているのです。

6. 腸内細菌叢の重要性

腸内フローラのイラスト
私たちの健康を左右する大きな要素の一つに、腸内に生息する無数の細菌、いわゆる腸内細菌叢(フローラ)のバランスがあります。

腸内細菌叢は消化や栄養吸収に関与するだけでなく、免疫系の機能にも大きく影響しているのです。
特に、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患の管理や予防には、腸内細菌叢の状態に注意を払うことが非常に重要です。

不衛生な食生活や過度なストレスが、善玉細菌と悪玉細菌のバランスを崩し、結果として腸の健康を害することがあります。腸内環境を整える生活習慣を心がけることは、潰瘍性大腸炎の予防にもつながるのでしょうか。

6.1. 善玉菌と腸の健康

健康な腸内環境を維持するには、善玉菌の働きが欠かせません。
善玉菌は、腸内で有害物質の生成を抑えたり、栄養素の生成に寄与したりするなどして、私たちの健康を支えています。また、大腸の粘膜防御機構を強化し、病原性微生物の増殖を制限する役割を担っています。

この善玉菌を積極的に取り入れることで、潰瘍性大腸炎を始めとする消化器系の疾患予防につながると考えられています。善玉菌を増やし、腸内環境を整えることで、腸管免疫機能の向上が期待できます。ビフィズス菌や乳酸菌など、善玉とされる菌種のある種は、食事やサプリメントを通じて摂取可能であり、腸の健康を維持する手助けとなります。

6.2. プロバイオティクスと予防

プロバイオティクスとは、生きた微生物で構成され、摂取することで健康に良い影響を与える食品やサプリメントを指します。

具体的には、ビフィズス菌や乳酸菌といった善玉菌が含まれる製品が該当します。プロバイオティクスを摂取することで、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を改善する効果が期待されます。

継続的なプロバイオティクスの摂取は、潰瘍性大腸炎の症状を軽減することや、そもそもの発症リスクを下げることに有効だとされています。予防としての効果だけでなく、プロバイオティクスは炎症抑制や免疫調節機能を持つため、既に発症している患者の管理にも役立つとされています。

6.3. 腸内フローラと潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎の患者にみられる腸内細菌叢の変化は、病状の進行や治療への応答に重要な影響を与えています。
善玉菌が減少し、悪玉菌が増加するというバランスの崩れは、腸粘膜の免疫応答を亢進させ、炎症を引き起こす一因となります。

このため、潰瘍性大腸炎においては、腸内フローラ(細菌叢)のバランスを整えることが治疗の一環として重要視されています。

プロバイオティクスの摂取や食生活の見直しにより善玉菌を増やし、炎症を起こしにくい腸内環境を作る取り組みが、患者のQOL改善に貢献するでしょう。

腸内環境が健康を大きく左右する今日、腸内細菌叢の管理は潰瘍性大腸炎に限らず、さまざまな病気の予防や治療として注目されています。

7. 日常生活での予防策

規則正しい生活をする男性
潰瘍性大腸炎の予防策には、複数の日常生活でのポイントがあります。
これらは、発症リスクを減少させるとともに、すでに発症している方にとっては症状を緩和する助けになることもあります。

初めは小さな変化から始めて、積み重ねていくことが大切です。
それでは、日常生活における潰瘍性大腸炎の予防策とは具体的にどのようなものがあるのか、一緒に見ていきましょう。

7.1. 生活リズムを整える

人間の体は、リズムを重要視します。
特に腸の活動は、生活リズムと密接に関わっています。

睡眠不足や不規則な生活は腸のリズムを乱し、炎症を引き起こす原因になり得るのです。

例えば、規則正しい就寝時間を設けることで、体の内部時計を整えることができ、結果として消化器官にも好影響を与えます。

また、定時に食事を取ることで、腸の動きを安定させ、消化不良や腸内の乱れを予防することができます。
規則正しいライフスタイルは、ストレスを減らし、心身の健康を保つことにも繋がります。日々の生活リズムを見直し、小さな一歩を踏み出していってみるのはいかがでしょうか。

7.2. アルコール・タバコを避ける理由

アルコールやタバコは、潰瘍性大腸炎の予防や管理において、避けた方がよい嗜好品の一例です。
アルコールは、腸の粘膜を直接刺激し、炎症を引き起こす可能性があります。

また、タバコに含まれる有害物質は、血流を悪化させて腸の修復能力を低下させ、炎症を悪化させるリスクがあるのです。
これらの嗜好品を控えることは、潰瘍性大腸炎の予防や症状緩和に有効な手段と言えます。
実際に、アルコールやタバコの量を減らしたり、断ったりすることで、潰瘍性大腸炎の症状が改善される例も報告されています。

健康な生活を送るために、今日からでも見直してみましょう。

7.3. 定期的な医療検査の重要性

潰瘍性大腸炎は、定期的な医療検査によって早期発見し、早期治療を始めることで、病状の進行を遅らせたり、合併症を防いだりすることが可能です。
定期検査では、炎症の程度や大腸の状態を詳しく調べることができます。

これにより、適切な治療法を検討し、個々の状態に合わせた治療プランを立てることができるのです。
さらに、潰瘍性大腸炎は場合によっては大腸がんのリスクを高めるため、定期的な検査はがん予防の観点からも重要です。

潰瘍性大腸炎を有する方はもちろん、リスクを感じる方すべてに、定期的な医療検査の重要性を認識していただきたいと思います。その一歩が、健康な未来を築く大切なキーとなるでしょう。

5.鍼灸院 鍼助での治療法

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今野 裕子

トリートメント・コーディネーター
栄養士・健康管理士

今野 裕子

全大腸型・2022年鍼助鍼灸治療にて寛解機維持。2児の母。

集中治療がスタートすると
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・免疫力を高める鍼灸(免疫力を上げ、薬が効く体・減薬可能な身体を作る)
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(生理痛・頭痛などの治療)

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当院の改善方法1
当院の改善方法2

私も潰瘍性大腸炎の患者です

私は大学2年の時に潰瘍性大腸を発病しました。
痔だと思っていたのが便器に血が滴る程になり、
渋々行った肛門科ですぐに紹介状を書かれ
京都第一日赤に向かいました。
まだ古く薄暗かった病院のトイレで検査の後、
不安で泣いたのを覚えています。
最初はペンタサが良く効きましたが、すぐに再燃。
その後は注腸ステロイド(ステロネマ)を繰り返し
長期に渡り使いました。
ストロイドによる大腿骨骨頭壊死で
3ヶ月寝たきり生活を30歳そこそこで経験しても尚、
病気は再燃ばかりの低空飛行・いつもいつもトイレが生活の中心
薬の副作用で、膣カンジダ・胆石・帯状疱疹・大腿骨骨頭壊死…
次々に病気になりました。
薬で胃が荒れ、30代後半からは
定期的に救急外来にお世話になる始末でした。
 
「薬で症状を抑える治療には限界がある」と薄々感じていましたが、
潰瘍性大腸炎歴が20年を超え、
薬を服用する度に感じる胃の痛みに
大腸癌・胃潰瘍の悪性化などのキーワードが頭をよぎり、
いよいよ焦りを感じるようになりました。 食べ物や食べ方を変え、
生活を変え、
鍼灸で体と心(自律神経)の養生をすると
体はゆっくり応えてくれました。 バナナの様なお通じが朝ご飯を食べたらツルンとある。
トイレットペーパーに便すら付かない。

…それが、どんなに嬉しく安堵し、1日をウキウキで過ごすことができることか。
残便感や便意を感じない生活がこんなに私をポジティブにするんだ!
と嬉しくなります。
この気持ち、UCで苦しむ方には分かっていただけると思います。 現在の私はというと、
調子に乗りすぎるとお腹がグルっとなり、
やっぱり私、UCね 笑
となる時もありますが… 血便がない・下痢じゃない・バナナうんちが出る・トイレに生活を支配されない

自分の体・生活のイニシアチブを自分が握れていることの絶対的な安心感ができました。


東洋医学は、薬のように一足飛びで症状が改善することはありません。
体を穏やかに【中庸(ちゅうよう)】に戻すことから始まるからです。
ピタリとハマると生活はとても楽になります。 中庸とは過不足なく偏らない状態のこと。
東洋医学では最も大切なことです。
東洋医学では病気は中庸の状態を保てないことから生まれる
と考えます。
・便の回数・出血を聞く5分程度の病院でのやりとりと薬局での薬の受け取りだけを
何年も続けておられる方
・薬を服用するのに全然スッキリされていない方
・ステロイド減薬ができない方
体と自律神経を【中庸】に導く
まずはそこから、鍼助で一緒に初めてみませんか? 潰瘍性大腸炎である私だからできる、潰瘍性大腸炎に特化した鍼灸治療で
あなたに明るい未来をご提供します。

当院の特徴

1.子どもと大人のための鍼灸院

子どもと大人のための鍼灸院
病院に行くほどではないけれどほっておけない不調や痛みを東洋医学の鍼灸を用いて改善させるご家庭のかかりつけ鍼灸院です。

2.完全予約制

完全予約制
患者お1人ずつお話を伺い丁寧に治療しています。お時間より早い来院は前の方の大切なお時間ですのでお控え下さい。

3.安心の完全個室

安心の完全個室
清潔な完全個室の空間です。女性も安心して施術をお受けいただけます。

4.カスタムメイドの治療

カスタムメイドの治療
お一人お一人のお体に合わせたカスタムメイドの治療を行います。鍼とお灸は症状に応じて必要な量を惜しみなく使います。

5.潰瘍性大腸炎の鍼灸治療

潰瘍性大腸炎の鍼灸治療
高麗手指鍼を用いたIBD鍼灸治療をおこなっております。専任のTC(トリートメントコーディネーター)が食事とセルフケアのサポートをします。

6.お受験鍼灸

お受験鍼灸
受験期の子どもたちのストレスによる不調を改善させ、元気に受験日を迎えるサポートをします。

7.薄毛育毛の鍼治療

薄毛育毛の鍼治療
男性だけでなく、女性の薄毛にも効果が高い育毛治療です。治療期間は3~6ヶ月。薬の服用不要で効果を出します。

8. 97.3%の方が効果を実感

薄毛育毛の鍼治療
ご家族皆様で通われる方や、心身を癒しに来られる方からご支持をいただいております。

お客様の声

来院される前はどのような症状でお悩みでしたか?

中学で発病し、ひどいときは激しい腹痛で立っていられない、腰痛、血便、食事が摂れない等、日常生活が送れず、ほぼ寝たきりの状態で入退院を繰り返していました。 ステロイドの離脱にも失敗していたので薬に名寄らず体調を管理する方法を探していました。

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その問題を解決するためにどのような治療をされてきましたか?

・ステロイド治療 ・顆粒球除去療法 ・漢方 ・薬物治療(ペンタサ、朝コール、リアルダ…) ・バイオ製剤 ・整体

当院で治療を受けて現在の調子はどうですか?

入院中に鍼助さんにたどり着き退院後すぐに通い始めました。ステロイドの減薬中に調子が悪くなりそうなときもありましたが、治療とホームケアで持ち直しました。40mgから始まったステロイドは治療のお陰で0mgにできました。ステロイドがなくなってから1ヶ月程経った今も多少の体調の波はありますが、安定しています。

当院は他院とどう違いますか?

他院に伺った事がないので分かりませんが…潰瘍性大腸炎だけでなくその日の体調に合わせて最善の治療を行って頂けます。 また先生がとても気さくな方で治療中のおしゃべりがとても楽しいです。 鍼治療にホームケア(セルフケア)をする点で特に治療効果が高いと感じました。

どのような方に当院はお勧めですか?

薬物治療で行き詰まりを感じている方、自分で病気をコントロールする術を見つけたい方にお勧めです。

来院される前はどのような症状でお悩みでしたか?

潰瘍性大腸炎により1年間再熱と寛解を繰り返していた。来院直前は症状が一番酷く、仕事だけでなく日常生活さえも普通に送ることができなかったた。

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その問題を解決するためにどのような治療をされてきましたか?

通院先で処方されるペンタサ顆粒、リアルダ、ペンサタ坐剤を毎日服用していた。

当院で治療を受けて現在の調子はどうですか?

当初は腹痛により夜も全く眠れず1日に数十回トイレに駆け込んでいたが、現在は腹痛もなく、1日1回健康的な便が出るようになった。腸が元気になったことで気持ちも明るくなった。

当院は他院とどう違いますか?

いつも話をしっかり聞いてくださり、個々に合わせた施術をしてくれます。治療のために通っていますが、何でも話せるお姉ちゃんのような井上先生に会いに行くのが楽しみになっています!!

どのような方に当院はお勧めですか?

潰瘍性大腸炎で薬が効かず、どうしたらいいのか悩んでいる方に是非お勧めしたいです!

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店舗名 大人と子どもの鍼灸院 鍼助
住所 〒464-0802
愛知県名古屋市千種区星が丘元町14−71 2F
電話番号 090-2921-6034
定休日 火・土・祝日 
※土曜日は育毛専門の日です
営業時間 9:00~20:00
井上裕子
執筆者:井上裕子|Yuko Inoue

経歴
鍼灸師・国家資格取得
研修生として母校併設の鍼灸院で研鑽を重ねる
女性専門の鍼灸院「鍼助」開院
地域に密着したお灸教室を開催
Instagramで潰瘍性大腸炎に関する情報を発信しています