日々の暮らしに活かす!潰瘍性大腸炎向け食事改善法とは?

公開日:2024年8月23日

日々の暮らしに活かす!潰瘍性大腸炎向け食事改善法とは?

1.潰瘍性大腸炎ってどんな病気?

潰瘍性大腸炎って?

潰瘍性大腸炎は、大腸の内側にある粘膜に慢性的な炎症が生じる疾患です。
この炎症が進行すると、粘膜に潰瘍が形成され、出血や下痢などの症状が現れます。炎症は直腸から始まり、次第に大腸全体に広がることがあります。
では、なぜこの病気が発生するのでしょうか?そして、どのような症状が見られるのでしょうか?

1.1. 潰瘍性大腸炎の原因

潰瘍性大腸炎の正確な原因はまだ完全には解明されていませんが、免疫系の異常が関与していると考えられています。
通常、免疫系は体を守るために外部からの感染や異物に対して攻撃を行いますが、潰瘍性大腸炎では、自分の腸内細胞に対して攻撃を行ってしまいます。
また、遺伝的な要因や環境要因、ストレスなども発症リスクを高める要因として考えられています。

1.2. 潰瘍性大腸炎の症状

潰瘍性大腸炎の主な症状には、血便、粘液便、腹痛、頻繁な下痢、体重減少、疲労感などがあります。
これらの症状は、病気の活動期に特に顕著になり、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
症状の程度は個人差があり、軽度な場合もあれば、重篤な場合もあります。
これらの症状に心当たりがありましたら、要注意です!

2. 潰瘍性大腸炎の診断

診断

潰瘍性大腸炎の診断は、主に症状の確認と大腸内視鏡検査を通じて行われます。
内視鏡検査では、大腸の内部を直接観察し、炎症や潰瘍の有無を確認します。また、血液検査や便検査も行われ、炎症の程度や感染の有無を調べます。

2.1. 活動期とは?

ク活動期とは、潰瘍性大腸炎の症状が顕著に現れる時期のことを指します。
この時期には、頻繁な下痢や腹痛、血便などが見られ、生活の質が大きく低下することがあります。活動期に入ると、適切な治療が必要となります。

2.2. 寛解期とは?

寛解期は、潰瘍性大腸炎の症状がほとんど現れない安定した時期です。
この時期は、症状が改善し、日常生活を通常通り送ることができます。
しかし、寛解期を維持するためには、定期的な診察と適切な治療が欠かせません。
寛解期に入ったとしても、油断せずに生活習慣や食事に注意を払うことが重要です。

3. 潰瘍性大腸炎の食事の基本

食事風景

潰瘍性大腸炎の管理には、食事が非常に重要な役割を果たします。適切な食事を心がけることで、症状の悪化を防ぎ、寛解期を維持することができます。
では、具体的にどのような食事が推奨されるのでしょうか?

3.1. 脂質の多い食べ物

脂質の多い食べ物は、潰瘍性大腸炎の症状を悪化させる可能性があるため、注意が必要です。
特に揚げ物や脂っこい肉類、バターやクリームなどは避けた方が良いでしょう。
これらの食品は消化に負担がかかり、大腸の炎症を引き起こす可能性があります。

3.2. タンパク質の取れる肉や魚

潰瘍性大腸炎の患者さんには、良質なタンパク質をしっかりと摂取することが大切です。
脂質が少なく、消化に良い鶏肉や白身魚、大豆製品などが推奨されます。これらの食品は体の回復をサポートし、免疫力を高める効果も期待できます。

3.3. 食物繊維が含まれている野菜

食物繊維は腸内環境を整えるために重要ですが、潰瘍性大腸炎の活動期には注意が必要です。
活動期には繊維が豊富な生野菜や果物は避け、加熱して柔らかくした野菜を摂るようにしましょう。
寛解期には、適度な食物繊維を摂取することで腸内の健康を維持することができます。

4. 期間別に食事で気をつけるべきこと

お皿とカトラリー

潰瘍性大腸炎の管理には、症状の状態に応じた食事の工夫が必要です。
活動期と寛解期では、注意すべきポイントが異なります。どのような食べ物を避け、どのような食事を心がけるべきか、順番に見ていきましょう。

4.1. 活動期にできるだけ避けてほしい食べ物

活動期には、腸に負担をかける食べ物はできるだけ避けることが重要です。
前述したような脂質の多い食品や、生の野菜、果物、そしてスパイシーな食べ物は避けた方が良いでしょう。
また、カフェインやアルコールも症状を悪化させる可能性があるため、控えることが推奨されています。

4.2. 寛解期の食事での注意点

寛解期には、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
ただし、過剰な食物繊維や脂質を摂り過ぎないように注意し、消化に優しい食事を続けることが寛解期の維持に役立ちます。
また、定期的な食事と適度な水分補給を心がけることで、腸内環境を安定させることができます。
寛解期だからといって、油断は禁物です。これらのポイントを意識して日々の食事を見直してみてくださいね。

鍼灸院 鍼助での治療法

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今野 裕子

トリートメント・コーディネーター
栄養士・健康管理士

今野 裕子

全大腸型・2022年鍼助鍼灸治療にて寛解機維持。2児の母。

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私も潰瘍性大腸炎の患者です

私は大学2年の時に潰瘍性大腸を発病しました。
痔だと思っていたのが便器に血が滴る程になり、
渋々行った肛門科ですぐに紹介状を書かれ
京都第一日赤に向かいました。
まだ古く薄暗かった病院のトイレで検査の後、
不安で泣いたのを覚えています。
最初はペンタサが良く効きましたが、すぐに再燃。
その後は注腸ステロイド(ステロネマ)を繰り返し
長期に渡り使いました。
ストロイドによる大腿骨骨頭壊死で
3ヶ月寝たきり生活を30歳そこそこで経験しても尚、
病気は再燃ばかりの低空飛行・いつもいつもトイレが生活の中心
薬の副作用で、膣カンジダ・胆石・帯状疱疹・大腿骨骨頭壊死…
次々に病気になりました。
薬で胃が荒れ、30代後半からは
定期的に救急外来にお世話になる始末でした。
 
「薬で症状を抑える治療には限界がある」と薄々感じていましたが、
潰瘍性大腸炎歴が20年を超え、
薬を服用する度に感じる胃の痛みに
大腸癌・胃潰瘍の悪性化などのキーワードが頭をよぎり、
いよいよ焦りを感じるようになりました。 食べ物や食べ方を変え、
生活を変え、
鍼灸で体と心(自律神経)の養生をすると
体はゆっくり応えてくれました。 バナナの様なお通じが朝ご飯を食べたらツルンとある。
トイレットペーパーに便すら付かない。

…それが、どんなに嬉しく安堵し、1日をウキウキで過ごすことができることか。
残便感や便意を感じない生活がこんなに私をポジティブにするんだ!
と嬉しくなります。
この気持ち、UCで苦しむ方には分かっていただけると思います。 現在の私はというと、
調子に乗りすぎるとお腹がグルっとなり、
やっぱり私、UCね 笑
となる時もありますが… 血便がない・下痢じゃない・バナナうんちが出る・トイレに生活を支配されない

自分の体・生活のイニシアチブを自分が握れていることの絶対的な安心感ができました。


東洋医学は、薬のように一足飛びで症状が改善することはありません。
体を穏やかに【中庸(ちゅうよう)】に戻すことから始まるからです。
ピタリとハマると生活はとても楽になります。 中庸とは過不足なく偏らない状態のこと。
東洋医学では最も大切なことです。
東洋医学では病気は中庸の状態を保てないことから生まれる
と考えます。
・便の回数・出血を聞く5分程度の病院でのやりとりと薬局での薬の受け取りだけを
何年も続けておられる方
・薬を服用するのに全然スッキリされていない方
・ステロイド減薬ができない方
体と自律神経を【中庸】に導く
まずはそこから、鍼助で一緒に初めてみませんか? 潰瘍性大腸炎である私だからできる、潰瘍性大腸炎に特化した鍼灸治療で
あなたに明るい未来をご提供します。

当院の特徴

1.子どもと大人のための鍼灸院

子どもと大人のための鍼灸院
病院に行くほどではないけれどほっておけない不調や痛みを東洋医学の鍼灸を用いて改善させるご家庭のかかりつけ鍼灸院です。

2.完全予約制

完全予約制
患者お1人ずつお話を伺い丁寧に治療しています。お時間より早い来院は前の方の大切なお時間ですのでお控え下さい。

3.安心の完全個室

安心の完全個室
清潔な完全個室の空間です。女性も安心して施術をお受けいただけます。

4.カスタムメイドの治療

カスタムメイドの治療
お一人お一人のお体に合わせたカスタムメイドの治療を行います。鍼とお灸は症状に応じて必要な量を惜しみなく使います。

5.潰瘍性大腸炎の鍼灸治療

潰瘍性大腸炎の鍼灸治療
高麗手指鍼を用いたIBD鍼灸治療をおこなっております。専任のTC(トリートメントコーディネーター)が食事とセルフケアのサポートをします。

6.お受験鍼灸

お受験鍼灸
受験期の子どもたちのストレスによる不調を改善させ、元気に受験日を迎えるサポートをします。

7.薄毛育毛の鍼治療

薄毛育毛の鍼治療
男性だけでなく、女性の薄毛にも効果が高い育毛治療です。治療期間は3~6ヶ月。薬の服用不要で効果を出します。

8. 97.3%の方が効果を実感

薄毛育毛の鍼治療
ご家族皆様で通われる方や、心身を癒しに来られる方からご支持をいただいております。

お客様の声

来院される前はどのような症状でお悩みでしたか?

中学で発病し、ひどいときは激しい腹痛で立っていられない、腰痛、血便、食事が摂れない等、日常生活が送れず、ほぼ寝たきりの状態で入退院を繰り返していました。 ステロイドの離脱にも失敗していたので薬に名寄らず体調を管理する方法を探していました。

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その問題を解決するためにどのような治療をされてきましたか?

・ステロイド治療 ・顆粒球除去療法 ・漢方 ・薬物治療(ペンタサ、朝コール、リアルダ…) ・バイオ製剤 ・整体

当院で治療を受けて現在の調子はどうですか?

入院中に鍼助さんにたどり着き退院後すぐに通い始めました。ステロイドの減薬中に調子が悪くなりそうなときもありましたが、治療とホームケアで持ち直しました。40mgから始まったステロイドは治療のお陰で0mgにできました。ステロイドがなくなってから1ヶ月程経った今も多少の体調の波はありますが、安定しています。

当院は他院とどう違いますか?

他院に伺った事がないので分かりませんが…潰瘍性大腸炎だけでなくその日の体調に合わせて最善の治療を行って頂けます。 また先生がとても気さくな方で治療中のおしゃべりがとても楽しいです。 鍼治療にホームケア(セルフケア)をする点で特に治療効果が高いと感じました。

どのような方に当院はお勧めですか?

薬物治療で行き詰まりを感じている方、自分で病気をコントロールする術を見つけたい方にお勧めです。

来院される前はどのような症状でお悩みでしたか?

潰瘍性大腸炎により1年間再熱と寛解を繰り返していた。来院直前は症状が一番酷く、仕事だけでなく日常生活さえも普通に送ることができなかったた。

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その問題を解決するためにどのような治療をされてきましたか?

通院先で処方されるペンタサ顆粒、リアルダ、ペンサタ坐剤を毎日服用していた。

当院で治療を受けて現在の調子はどうですか?

当初は腹痛により夜も全く眠れず1日に数十回トイレに駆け込んでいたが、現在は腹痛もなく、1日1回健康的な便が出るようになった。腸が元気になったことで気持ちも明るくなった。

当院は他院とどう違いますか?

いつも話をしっかり聞いてくださり、個々に合わせた施術をしてくれます。治療のために通っていますが、何でも話せるお姉ちゃんのような井上先生に会いに行くのが楽しみになっています!!

どのような方に当院はお勧めですか?

潰瘍性大腸炎で薬が効かず、どうしたらいいのか悩んでいる方に是非お勧めしたいです!

お問い合わせ

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アクセス

店舗名 大人と子どもの鍼灸院 鍼助
住所 〒464-0802
愛知県名古屋市千種区星が丘元町14−71 2F
電話番号 090-2921-6034
定休日 火・土・祝日
営業時間 9:00~20:00
井上裕子
執筆者:井上裕子|Yuko Inoue

経歴
鍼灸師・国家資格取得
研修生として母校併設の鍼灸院で研鑽を重ねる
女性専門の鍼灸院「鍼助」開院
地域に密着したお灸教室を開催
Instagramで潰瘍性大腸炎に関する情報を発信しています