股関節痛治療
- 立ち上がる時に股関節が痛い
- 股関節が痛くてあぐらができない
- 病院で湿布や薬をもらったが痛みが引かない
- 階段の上り下りが辛い
- 痛みは強いが股関節の手術はなるべく避けたい
股関節の痛みについて
股関節が痛くなると、日常生活で歩くことが困難になり、多くの人が悩まされます。
原因が明確に分かる場合もあれば、はっきりと分からない場合もあります。
股関節痛は放置せず早めに対策することが重要です。
病院での診察と適切な検査を受けることで、正確な原因を特定できる場合があります。
軽度な症状でも慢性化しないように、適切な治療やリハビリテーションを早期から始められることが大切です。
股関節の解剖や周囲の筋肉の働きを理解し、特にアスリートや特定の年齢層、妊娠後の女性に起こりやすい特定のリスク要因にも注意が必要です。
股関節の痛みの原因
股関節痛は、多くの人々にとって日常生活に大きな影響を与える問題です。この痛みの原因はさまざまであり、理解することが重要です。
以下では股関節痛の主な原因とその解説を詳細に説明します。
変形性股関節症状(OA)
変形性股関節症は、加齢や関節の過度の使用、遺伝的要因などが影響して発症する関節疾患です。股関節の軟骨が摩耗し、関節面が不規則になります。
これにより、関節の動きが制限され、炎症が引き起こされることがあります。初期症状としては運動時の軽度な痛みがあり、進行すると痛みが慢性化し、歩行や日常生活に支障をきたすことがあります。
関節リウマチ
関節リウマチは免疫系の異常によって関節を攻撃し、慢性的な炎症を引き起こす自己免疫疾患です。
股関節も関節リウマチの影響を受け、痛みや腫れ、関節の運動制限が現れることがあります。特に朝起きた時や休息後に症状が顕著になることが特徴です。
股関節の外傷
股関節の外傷は、転倒やスポーツ中の怪我、交通事故などによって引き起こされます。
直接的なダメージによって股関節の骨折や軟部組織の損傷が発生し、痛みが生じます。治療には、早期の適切な安静と物理療法が重要です。
股関節管狭窄症
股関節管狭窄症は、腰椎や骨盤の異常が原因で坐骨神経が圧迫され、股関節に痛みやしびれが生じる疾患です。特に腰椎の椎間孔や椎管が狭くなることで引き起こされることがあります。
股関節形成不全
股関節形成不全は、骨の発育過程で股関節が正常に形成されない場合に生じる問題です。この異常があると、股関節に過度の負荷がかかり、痛みを引き起こすことがあります。
筋肉の不均衡
股関節周囲の筋肉の不均衡は、腹部筋や臀部筋の弱化や緊張によって股関節に負担がかかり、痛みが生じる原因となります。特に、座位での長時間の姿勢が多い場合に見られます。
妊娠や出産後の変化
妊娠中や出産後はホルモンの変化や骨盤の形態の変化によって、股関節に負担がかかりやすくなります。
特に出産後には、骨盤の安定性が低下し、股関節痛が発生することがあります。
これらの原因によって股関節痛が引き起こされる場合、早期の診断と適切な治療が重要です。
診断は、症状の詳細な評価と検査(X線、MRIなど)を通じて行われ、それに基づいて治療計画が立てられます。
早期に適切な対処を行うことで、痛みの軽減や日常生活の質の向上が期待できます。
股関節の痛みの症状と治療
股関節痛の主な症状には、以下のようなものがあります。
- 歩行時や座位から立ち上がる際に痛みを感じる
- 股関節周辺の痛みやこわばり
- 股関節の運動制限や可動域の減少
- 痛みが長時間続く
- 痛みが夜間に悪化することがある
診断は、症状の詳細な聴取、身体検査、X線、MRI、血液検査などを通じて行われます。
特にMRIは軟部組織の評価に有用ですが、X線は骨の変化や変形を確認するために使用されます。
股関節痛の治療は、その原因と症状の重症度に応じて異なりますが、一般的な治療法には以下のものが含まれます。
- 薬物療法
鎮痛剤や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が痛みや炎症の軽減に使用されます。 - 理学療法
運動療法やストレッチング、筋力トレーニングなどが股関節の機能改善に役立ちます。 - 関節内注射
ステロイドやヒアルロン酸の注入が症状の管理に効果的な場合があります。 - 手術的治療
痛みの原因となる構造的な問題(例: 股関節置換術)がある場合に選択されることがあります。
股関節痛は多様な原因によって引き起こされる可能性があり、個々の症例に応じた診断と治療が必要です。早期の診断と適切な治療は、症状の悪化を防ぐだけでなく、日常生活の質を向上させるために重要です。特に痛みや不快感が持続する場合は、専門医の診断と治療を受けることをお勧めします。
股関節の痛みを放っておくと
股関節の痛みを放置すると、以下のような深刻な問題が生じる可能性があります。
悪化と痛みの増加
股関節の痛みは、通常、炎症や組織の損傷によって引き起こされます。
放置すると、この炎症が進行し、周囲の組織や関節の構造にさらなるダメージを与えることがあります。
例えば、変形性股関節症の場合、軟骨の摩耗が進行し、関節の骨同士が直接接触することにより痛みが増すことがあります。
関節の動きの制限
痛みが悪化すると、股関節の可動域が制限されることがあります。
関節の可動性が低下すると、歩行や階段の昇降、座位からの立ち上がりなど、日常生活の動作に支障が生じることがあります。
これにより生活の質が低下し、身体活動が制限される可能性があります。
筋力の低下と姿勢の悪化
長期間続く股関節の痛みは、周囲の筋肉にも影響を与えます。
痛みを避けるために筋肉の使用が抑制され、筋力が低下したり、筋肉の不均衡が生じたりすることがあります。
特に臀部や大腿筋群の筋力低下は股関節の安定性に影響を与え、痛みの悪化に寄与することがあります。
日常生活への影響
股関節の痛みが進行すると、日常生活での動作が制限されるため、病気休暇や介助の必要性が増すことがあります。
また、仕事や趣味活動、家庭生活における自立性が低下することで、精神的な負担や社会的な孤立感が生じることがあります。
心理的な影響
慢性的な痛みは、うつ病や不安障害のリスクを増加させる可能性があります。
日常活動の制約や身体的な不快感によって、心理的なストレスや心理的健康への影響が大きくなることがあります。
痛みや不快感が軽度であっても、股関節の問題は放置せず、早期に適切な診断と治療を受けることが重要です。
専門医の指導のもと、適切なリハビリテーションや医療介入を行うことで、痛みの進行を抑え、日常生活の質を向上させることが可能です。
鍼灸で治療できる股関節の痛み緩和について
股関節の痛みは、股関節自体が悪くなくても股関節周囲に痛みとして現れる場合があります。そのひとつが腰の問題によるものです。
変形性腰椎症や腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などによって、腰から出てくる神経が圧迫を受けると、その神経の走行上に痛みが生じます。
こうした神経痛が股関節周りに出ることにより、股関節の痛みとして現れてきます。
ただこの場合、股関節自体にも問題があることが多いので放置しておくと、筋肉の緊張が強まり痛みが出てしまいます。
定期的に過度になってしまう筋肉の緊張を取ることで、痛みのコントロールをしていき、関節軟骨などの股関節自体の問題へのアプローチが必要になります。
鍼灸院 鍼助での治療法
股関節を動かすための筋肉は腰から大腿部まで数多くあり、股関節の痛みの鍼治療では広範囲な施術を行います。
変形性股関節症の場合、変形そのものを治す鍼灸治療はありません。
ただし股関節に問題がある場合それを保護するために周りの筋肉が緊張しています。
これは防御収縮と言われ、その状態が続くと常に収縮した状態となり、筋肉自体が傷んでしまい痛みが強くなる原因になります。
この緊張は股関節を圧迫して関節軟骨のすり減りを進め、痛みを増強させます。鍼治療で定期的に緊張を取り除き、股関節への負担を軽減させることで、痛みを改善させます。
鍼で筋肉を緩め、股関節への圧迫を減らし、股関節周りの血流を改善すれば、軟骨の栄養源・関節液の循環が良くなり、痛みの改善に役立ちます。
星ヶ丘駅徒歩2分|大人と子供の鍼灸院 鍼助での改善方法
治療を進めます。
鍼を術者が数本打って電気を流しておしまい・・のお任せ治療の経験はないですか?
ほら?痛くない、何も感じないでしょ?が売りの治療をされた経験はないですか?
治りましたか?と聞かれ、ちょっと良くならないけど、
痛くなかったし、なんか楽になったよーな気がする・・ではなかったですか?
腰痛・肩こりについては、トリガーポイントに的確に鍼を当ててナンボだと思っています。
的確にポイントをとらえると、筋肉が勝手にピクッと反応する”トゥイッチ”という響きがあります。
(痛みではないのでご安心くださいね)
トリガーポイントに鍼を当てるには
術者が筋肉の解剖学的走行を叩き込み、イメージできなくてはなりません。
そして触診でその場所を的確に見つけられる技術も必要です。
そして何より、術者は独りよがりにならず、
きちんと患者さんと痛みのポイントを探す共同作業をするべきだと思っています。
術者がポイントを捉えても、鍼先はとても小さいものです。
患者さんは、治療に慣れるとわかってきます。
ポイントに近いのか、当たったのか、僅かに離れているのか、
お互いがチームとなって腰痛に対峙すると、効果は抜群に出ます。
術者は、ひとりよがりの自己満治療をしない
患者さんは、術者お任せ主義にならない
これが、腰痛と肩こり治療における鍼助の治療スタイルです。
患者様のお声
来院される前はどのような症状でお悩みでしたか?
右股関節の痛み、歩行に支障がある状態でした。
その問題を解決するためにどのような治療をされてきましたか?
湿布薬を貼ったり痛み止めを服用したりなどしていました。
なぜ当院の治療を選ばれたのですか?
痛みで歩くのもままならず、連絡当日すぐ施術していただけるとのことでした。
以前左股関節痛の症状があった時、鍼治療で1回で治った経験があったので、それもあり来院しました。
当院で治療を受けて現在の調子はどうですか?
右股関節の痛みも違和感もほとんど無くなり、歩行も問題ない状態になりました。
当院は他院とどう違いますか?
他院は1回目はカウンセリングのみで、予約日も数日先になることばかりでした。こちらは初めてご連絡した時折り返しのお電話で、キャンセルがあったので当日施術していただけると聞き、きめ細やかなご対応をいただいたことです。
どのような方に当院はお勧めですか?
急に足腰の調子がおかしい!とか整形外科へ受診し痛みの原因がわかっても、治療の効果が今ひとつといった方におすすめです。
料金・施術時間
(別途 初診料2,000円+税 がかかります)
お問い合わせ
アクセス
店舗名 | 大人と子どもの鍼灸院 鍼助 |
---|---|
住所 | 〒464-0802 愛知県名古屋市千種区星が丘元町14−71 2F |
電話番号 | 090-2921-6034 |
定休日 | 火・土・祝日 |
営業時間 | 9:00~20:00 |