耳鳴りの治療

- 耳がキーンと鳴る
- 常に聴こえる音が気になってしまう
- ラジオの周波数のような音が聴こえる
- ジーとなる音が聞こえる

耳鳴りの種類
自覚的耳鳴り
自覚的耳鳴りは、本人にしか聞こえない音が鳴る症状です。
周囲の人には聞こえないため、患者自身が音の種類や大きさを感じるのが特徴です。
原因は内耳や脳の神経系に関連するものが多く、音の周波数や持続時間はさまざまです。
このタイプの耳鳴りは、慢性的なストレスや過労、または聴覚神経の老化などが原因となることがあります。
他覚的耳鳴り
他覚的耳鳴りは、患者だけでなく、医師や他の人も確認できる音です。
稀なケースですが、耳周辺の血管の異常な動きや筋肉の収縮などが原因で発生することがあります。
診察時に医療機器を使用して確認できるため、原因が特定しやすいのが特徴です。
耳鳴りの原因
耳鳴りの原因は非常に多岐にわたります。主な原因としては、内耳の機能低下、ストレス、過労、耳垢の詰まり、血行不良、または高血圧などが挙げられます。
また、日常生活の中での大音量の音楽や騒音に長時間さらされることも、耳鳴りの一因となることがあります。

さらに、耳鳴りは年齢とともに進行する聴覚の老化、薬の副作用、または自律神経のバランスの乱れなど、身体の内的要因が影響することも少なくありません。
耳鳴りから考えられる病気
突発性難聴
突発性難聴は、急性感音難聴のうちの原因不明とされるものです。
子供から高齢者までどの年齢でも発症する可能性があり、特に働き盛りの40~60歳代に多くみられます。
【突発性難聴の症状】
- 急に耳が詰まった感じたする
- 片方の耳が急に聞こえが悪くなる
- 耳鳴りがするようになる
- 耳の中に水が入った様な不快感がある
- めまいがする

原因はよくわかっておらず現在は血液の循環障害とウイルス感染が最も有力視されています。
治療が遅れると聴力が回復しにくくなるため、早急な対応が必要です。
中耳炎
中耳炎は、耳の中で炎症が起こる病気で、耳鳴りを引き起こすことがあります。
特に急性中耳炎は、感染症や風邪が原因となり、耳の痛みや聞こえにくさ、発熱と共に耳鳴りを引き起こすことが多いです。
その他
耳鳴りは、メニエール病、頭部外傷、あるいは脳腫瘍など、より深刻な疾患とも関連していることがあります。また、心因性の耳鳴りも存在し、ストレスや精神的なプレッシャーが原因で発症することもあります。
耳鳴りを放っておくと
耳鳴りを放置すると、症状が悪化し、日常生活に支障をきたす可能性があります。
特に、耳鳴りが慢性化すると、集中力の低下や不眠、精神的なストレスを引き起こし、うつ状態に繋がることもあります。
耳鳴りは、身体だけでなく心にも大きな負担をかけるため、早めに対処することが重要です。
鍼灸で治療できる耳鳴りの緩和について
鍼灸では、
- 内耳周辺のリンパの流れの低下
- 自律神経の乱れ
- ストレス
にアプローチをして耳鳴りに効果を発揮することができます。
鍼助の治療について

当院では、患者様の普段の生活スタイル、睡眠時間、日常のストレス、症状が現れた時期の直近の生活状況など、多角的な情報と具体的な症状を最初に詳しくお伺いします。そのため、初診時は30分ほどお時間を長めに頂戴しております。

その後、
- お身体の冷え
- 舌の状態・脈の状態
- 耳につながる首、肩の筋肉緊張
- 背中の強張り
がないか患者様のお身体を診察いたします

患者様の体格、年齢、体力に合わせた鍼やお灸を用い、1〜3の症状改善を組み合わせながら、内耳の循環障害を改善するための生理学的・解剖学的アプローチを行います。
また、同時に東洋医学的な観点からも治療を進めてまいります。
耳鳴り改善への総合アプローチ

解剖学・生理学的なアプローチ
1.耳周辺の血液循環の改善
- 耳の周囲にある血管の流れをスムーズにし、耳鳴りなどの症状を和らげます。
2.耳の周囲および頚肩部の筋緊張の緩和
- 頚部や肩の筋肉の緊張をほぐし、耳や頭部へのストレスを軽減します。
東洋医学的アプローチ
1.全身の自律神経の調整
- 東洋医学では、自律神経のバランスを整えることで、耳鳴りや体の不調を改善します。
2.腎虚・陰虚・肝実などの東洋医学的な見立てに基づく経絡治療
- 腎虚:腎のエネルギー不足が原因で、精力減退や耳鳴り、めまい、冷え、むくみなどの症状が現れます。特に女性は35歳、男性は40歳以降に多く見られます。
- 陰虚:体の潤いをもたらす「陰」のエネルギーが不足し、虚熱が生じることで耳鳴りを引き起こします。特に40代以降に多く見られます。
- 肝実:強いストレスや怒りにより肝の働きが乱れることで、耳鳴りが発生します。特に受験生や働き盛りの方、感情の起伏が激しい方に多く見られます。
自宅での養生セルフケアの指導と練習
- 内耳の循環を改善し、自律神経を整えるセルフケア
日常的にご自宅でできるセルフケアをお伝えします。内耳の血流を良くし、自律神経を安定させる方法です。
- セルフマッサージ
- 呼吸法
- リラックス法
日々の養生と健康管理にお役立てください。
当院の治療の特徴

ゆっくり穏やかにすすむ治療の時間
当院は完全予約制で、ベッドは1台のみ。施術空間はすべて患者様お一人だけのため、プライバシーが確保された安心の環境です。
施術者は女性で、肌を見せる機会が多い治療でも、女性の患者様に安心して通っていただけます。
また、治療時間は他の治療院よりもゆったりと確保しており、複数のベッドを掛け持ちしたり、隣のカーテン越しに他の方がいるような状況はございません。
一人ひとりの患者様に集中し、意識を途切れさせることなく、落ち着いた環境で丁寧に治療を行っています。
治療の鍵は『あ〜そこ・そこ!』の共感
治療を受けているときに、『もう少し下なんだけどな…』と、心の中で物足りなさを感じたことはありませんか?
治療家のひとりよがりな施術では、治療効果が半減してしまいます。当院では、肩こりなど痛みの場所が明確な場合、丁寧に場所を見極めながら、鍼の『響き』を患者様と確認しつつ治療を進めます。
その結果、患者様が思わず『あ〜そこ・そこ!』と感じられる施術を目指しています。
このように患者様と一緒に響きを共有しながら進めることが、治療においてとても大切なポイントなのです。
思わずウトウトする程の安心感に包まれる治療
私は『音』や『触れる感覚』、そして『香り』も大切にしています。
ガチャガチャとした物音や操作の乱暴な音、緊張を感じるようなタッチでは、良い治療ができないと考えています。
整理整頓された空間、心地よい香り、清潔なリネンに包まれ、優しいタッチの施術を行うことで、患者様は思わずウトウトするほどの【安心感に包まれる】治療が実現します。
このような環境で、多くの患者様に喜ばれ、信頼をいただいております。
自分の体の声に気が付く
今のあなたの体は、常に生活習慣を反映しています。
日々の癖や習慣が、知らず知らずのうちに積み重なり、それが体の不調として現れています。
姿勢や、無意識のうちに行っている繰り返しの動きが原因となり、体がそれに反応しているのです。
そのため、体の不調は、実は自分自身が作り出していることに気づくことが大切です。
お灸養生のススメ
小さな癖が習慣となり、やがてお身体の不調を引き起こしますが、毎日の小さな【養生】が痛みや不調のない健康な体を作ります。
治療の中で、自宅でできるお灸養生法をお伝えし、日常生活に取り入れていただけるようサポートしています。
星ヶ丘駅徒歩2分|大人と子供の鍼灸院 鍼助での改善方法
患者さんの痛み、体格、鍼経験の有無などを考慮しながら治療を進めます。
トリガーポイントに鍼を当てるには
術者が筋肉の解剖学的走行を叩き込み、イメージできなくてはなりません。
そして触診でその場所を的確に見つけられる技術も必要です。
そして何より、術者は独りよがりにならず、
きちんと患者さんと痛みのポイントを探す共同作業をするべきだと思っています。
術者がポイントを捉えても、鍼先はとても小さいものです。
患者さんは、治療に慣れるとわかってきます。
ポイントに近いのか、当たったのか、僅かに離れているのか、
お互いがチームとなって腰痛に対峙すると、効果は抜群に出ます。
術者は、ひとりよがりの自己満治療をしない
患者さんは、術者お任せ主義にならない
これが、腰痛と肩こり治療における鍼助の治療スタイルです。


料金・施術時間
(別途 初診料2,000円+税 がかかります)
お問い合わせ
アクセス
店舗名 | 大人と子どもの鍼灸院 鍼助 |
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住所 | 〒464-0802 愛知県名古屋市千種区星が丘元町14−71 2F |
電話番号 | 090-2921-6034 |
定休日 | 火・土・祝日 |
営業時間 | 9:00~20:00 |